未破裂脳動脈瘤の手術から1年経過の検診へ。あの時の事を思い出しながら書いてみました。

書くのは本当に久しぶりになってしまいました。本日はプライベートのお話です。

昨日、手術後1年の経過検診がありました。去年(2015年)の2月に脳ドックで未破裂脳動脈瘤が見つかり翌々月の4月に手術をしました。その後MRIと定期検診を数回経て、1年後の本日も異常無く、次回は1年後という事で一安心といった日になりました。

本当に恥ずかしながら、自分自身で脳動脈瘤を経験して知った事ですが、これが破裂したら「くも膜下出血」になるわけです。元気だけが取り柄でしたのでと言い訳になりますが、脳梗塞や脳溢血に脳卒中、そしてくも膜下出血等あって、それぞれの違いとか全く関心が無かったのは、自分が無縁だと信じて疑わなかったからでした。

脳動脈瘤は遺伝も要素だそうです。父方でくも膜下出血で数人倒れてたそう言えば・・。と、その時になって思い出しました。私は脳動脈瘤が見つかる前日まで、子供の補助輪無し自転車練習で全力ダッシュの伴走を繰り返せるくらい自覚症状が全く無かったので、症状を知らされた時は呆然としました。

手術はカテーテルを使い動脈の瘤(コブ)にコイルを詰める方法です。カテーテルとは血管の中を通す管で、この場合は管の中にコイルとよばれるものを通して脳まで送りコブに詰めてゆく方法です。検査入院でもカテーテルを使ったので、それも含めれば手術は1ヶ月間に2回行ったことになります。

検査入院とは、造影剤(血液に入れるバリウムのようなもの)を使い、脳血管の状況を精密検査をするための入院です。検査で見た自分の脳の画像にはハート型のような大きな2つのコブが3Dで鮮明に見えていました。大きさは約7.5mm前後との事でした。場所的に、未破裂前交通動脈瘤と言うそうです。

カテーテルは、2回の手術ともに太ももの付け根にある動脈から入れました。検査入院の時は部分麻酔、コイルの時は全身麻酔でした。開頭せず済んだので、結局は自覚症状のないまま手術を受け、術前術後も身体の感覚的な変化は何も無く、その後も病院で普通の食事を食べながら数日過ごし退院しました。

カテーテルは通常なら術後2日くらいで普通にスタスタと歩けるようです。しかし私は椎間板ヘルニア持ち。1日6時間以上横になると腰痛がひどくなります。入院中は背中の全てが激痛でまともに歩けませんでした。こちらも治した方が良さそうです。腰痛持ちが入院すると、このような事が起こるのですね。

未破裂脳動脈瘤が見つかった時、既にしばらく車を運転していなかった事、食事に気をつけていたおかげで血管がキレイだった事、タバコはやめている事(10年前は1日60本)、お酒もほとんど飲まない事、脳ドックでその場で未破裂脳動脈瘤を見つけてくれたのが脳神経外科専門医が院長先生のクリニックだった事、瘤の発見から手術を受けるまで、総合病院との連携が強固でスムーズであったため不安要素が何もなかった事、妻がそのクリニックで脳ドックを薦めてくれた事、など運が良かったです。

私は自営業で主夫的な事も兼ねるので食事の支度は基本私の仕事です。4才頃までの娘は病弱で入院がちな体質だったので、小学校までに体質改善を目指して添加物や油と砂糖は特に神経を使って食事をつくっていました。健康に気をつけた食事を揃えるとほぼ手作りになるのがかなり負荷でしたが、3年間同じ食事をしているうちに、それが偶然私の血管や血圧、体質に良い影響となっていたようです。動脈瘤があるのに昔のような不摂生を続けていたら、状況は変わっていたかもしれません。

脳動脈瘤が破裂する統計的な数値はありますが、年齢、血圧や血管状態など生活習慣による体質、動脈瘤の形状、できる場所、なども組み合わせたら、自分と同じ条件は2つと無いと思いました。私の場合は妻とそのように捉え、統計の数値を手術するか否かの判断に考慮しませんでした。もちろんこれは人それぞれの考え方だと思いますので、万が一にもこれがベストな方法と書くつもりはありません。

血管の破裂を気にしての育児が精神衛生的に厳しいと思ったのが一番の理由だったかもしれません。

未破裂脳動脈瘤が見つかった場合、手術による治療をしてもしなくてもリスクは背負う事になります。手術後の後遺症の可能性も説明されると思います。個人的な意見としてでも、私にはどちらかを薦めるような資格はありません。でももしも私と同じ境遇に合われた方がこの記事を読まれたら、手術による治療をするしないや手術方法の選択などは、ご自身の年齢や健康状態や生活習慣などもふまえ、主治医の先生やご家族と納得の行くまで話し合いをして、安心できる方法を選択されるのが良いと思います。

今回は久々に書くのにシリアスな内容となってしまいましたが、これからも多少のプライベート的な事も含めて更新してゆきたいと思っています。今回も長文となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

下の画像は入院日。長い駅間で楽する事を憶えた娘。重いですってば。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA