弱酸性次亜塩素酸水(除菌水)と次亜塩素酸ナトリウムのちがいと使い分け

icon-question-circle 弱酸性次亜塩素酸水(除菌水)とは?

弱酸性次亜塩素酸水(除菌水)は次亜塩素酸(HClO/HOCl)を多く含む弱酸性の液体です。次亜塩素酸成分が多くの有機物に対して抑制効果を発揮するので除菌消臭用途に最適です。除菌消臭という役目を終えると自然分解する性質があります。

次亜塩素酸水には強酸性次亜塩素酸水~微弱酸性次亜塩素酸水と種類があり、高度な衛生管理を必要とする病院・介護施設、食品工場、ペット業界 等においてそれぞれが利用されています。一般家庭用途に用いられる弱酸性次亜塩素酸水の認知度は高いとは言えないですが、次亜塩素酸ナトリウムよりも扱いやすいので浸透されはじめています。

次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl/NaClO)も、水溶液には同じく次亜塩素酸成分を含み、その性質で除菌を行うので混同されがちですが、弱酸性次亜塩素酸水とは別物です。


 icon-question-circle 次亜塩素酸ナトリウムとの違いは?

次亜塩素酸ナトリウムは、家庭用の塩素系漂白剤に使われています。名称が似ているので勘違いしやすいですが「次亜塩素酸ナトリウム(原液):pH10~12/強アルカリ性」と、除菌水または「弱酸性次亜塩素酸水:pH5~7/弱酸性」は、pH値的に見ても異なる性質を持つ物質です。

塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)は、使用時に手袋の装着や他製品と混ぜないなど「使用上の注意」が必要です。この他には成分で大きく異なるのは、次亜塩素酸ナトリウムにはタンパク質分解に優れた成分の次亜塩素酸イオンが含まれています。

弱酸性次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を一言で比較すると、

  • 「除菌力」は弱酸性次亜塩素酸水が優れる。
  • 「洗浄力」は次亜塩素酸ナトリウムが優れる。(塩素系漂白剤の例)

 


  家庭内の清潔を保つ用途で使いやすいのは?

次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)は、汚れ成分に対して効果を発揮しますが、手袋が必須など取扱には注意が必要なのが難点です。水場の排水溝のぬめり落としなどでは汚れ落とし用途として使い、人体に直接触れる場合のある用途では弱酸性次亜塩素酸水を使うといったように、それぞれ良い所を棲み分けする事をおすすめします。

例えば台所は汚れが目立ってきたら塩素系漂白剤できれいにし、その後は弱酸性次亜塩素酸水をこまめに吹きかけて清潔を保ちます。こうする事で、塩素系漂白剤の使用頻度は格段に減ってゆきます。(注)両者が混ざりあう環境では絶対に使用しないでください。

家具と壁の隙間など、埃が溜まりやすいが頻繁に掃除しない場所は不衛生になりがちです。このような場所を掃除するときは、弱酸性次亜塩素酸水を吹きかけたあと拭き掃除をすれば、単なる水拭きに比べて衛生的になります。

家事・育児・介護などは清掃と平行して様々な動作があります。このような予想できない事が起こりえるシーンで安全なのは、弱酸性次亜塩素酸水といえます。手袋などが必要なのは決して扱いやすいとは言えません。弱酸性次亜塩素酸水で対応できる部分は数多くあるので、おきかえやすい場所から変えてみるのをおすすめします。

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